人間ドックは、社会で仕事をしている人の健康をトータル的に考慮して行われている、全身の検査のことです。

一般的な健康診断とは違った内容となっていて、日本の現代社会に蔓延している生活習慣病を中心とした病気の早期発見が目的となります。特に注意が必要と言われているものに、4大生活習慣病というものあって、心臓病、糖尿病、高コレステロール血症、高血圧のことを指します。人間の身体は一定の年齢に達することで老化が始まりますので、長年の生活習慣のみだれが関係して生活習慣病を誘発することになります。これによって主に働き盛りの年代が生活習慣病を発症するケースが多くなっていますので、社会的な関心の高いものと言えます。働き盛りの世代を襲うことが多い生活習慣病を予防するために始められたものが、人間ドックと言うことができます。日本では健康診断は30歳を過ぎると、年に1回は受けておいたほうが良いと言われます。病気に対する個人に与える影響というものは、実際の年齢に関係なく様々な年代に起こりえるものと考えられますので、どのような年代の方であっても定期的な健診は必要です。同じ35歳の男性であっても喫煙をするかしないかや、頻繁に飲酒をするかしないかなどの諸条件によって、病気が発症する確率は異なるものと考えられます。これらのことから自分に合った人間ドックの検査内容を選択することが大切で、日頃からの自分の生活習慣に合わせた検査をすることで病気を未然に防ぎやすくなります。