人間ドックでは様々な高度な医療機器が使用されている

日本人の生活様式や食生活の文化などが欧米化していることで、がんや脳卒中、心臓病などが増加している傾向にあると言えます。

これらの生活習慣が原因となっている病気に対しては、病気になる前に予防する一次予防と、早期発見を行う二次的予防が大切になってきます。多くの人が健康的で介護を必要としない老後を送るために大切になってくることが、人間ドックなどの検査を受けることで病気を未然に発見することが効果的と言われています。日本人が発症する割合が高い病気である脳卒中を予防するものとして、大変人気が高い人間ドックの種類に脳ドックがあります。脳ドックではMRAやMRIなどの高度な医療機器を用いることで、脳の健康状態について総合的に判断することができます。人体にリスクをかけることなく脳腫瘍や脳梗塞、脳動脈瘤などを簡単に発見することが可能です。人間ドックの大腸の検査ではファイバースコープを使用することによって、腫瘍やポリープの有無などの臓器における病変の診断が可能です。早期に病変が発見されたときには、開腹手術ではなくて内視鏡手術によって治療できるようになります。胸部CT検査では、10mm単位の肺がんを発見できます。マルチスライスCTを使用すれば、肺全体において隅々まで撮影が可能です。高齢化や食生活が原因で、動脈硬化の病気が増えています。超音波検査を用いることで動脈硬化による血管が厚くなっているかどうかの診断が可能ですので、高血圧や糖尿病の疑いがある方におすすめの検査内容となります。